町工場コンサートが、いよいよ面白くなってきた

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 土曜日に埼玉県の三芳町で、第6回目となる町工場コンサートが開催された。 160余名の社員や工員、われわれ一般参加者、それに近隣の住民に加え、遠くは徳島から5名、近くは筑波から4名の参加をいただき、すごい盛り上がりとなった。

 楽しくなるのは、その町工場が銅の特殊合金で世界の需要を取り込んで、ゆっくりだが着実に発展していっている。 そして、いつの間にか立派な音楽ホールを持つに至ったことだ。

 音楽ホールといっても、通常は社員食堂や社内外の勉強会に使用しているもの。 だが、優に350席以上のいすが置けて、土曜日のようにたちまちコンサートホールに一変する。

 そもそもが、町工場の中で本物のクラシックをということではじまったもの。 4K とも6K ともいえる厳しい作業現場に働く社員や工員たちに、心が洗われ気持ちの安らぐ一時を持ってもらおうということだ。

 したがって、立派な(?)音楽ホールができようができまいが、その日を待ち望む社員や工員そして我々の盛り上がりぶりは変わらない。 むしろ、どんどん高まる方向にある。

 それが故に、いつの間にか弦楽四重奏に加え、ジャズセッションやらオペラの歌唱が当日のプログラムに入ってきた。 その分、恒例の大バーベキュー大会の開始時間が16時から18時にまでずれ込むようになってしまった。

 まあ、それも良しかと思えるほどに、充実した時間はどんどん過ぎていく。 お腹も十分に減ったところで、乾杯とバーベキューは、これまた楽しいものがある。

 徳島や筑波から参加した皆さん方は、それぞれ参考になることが多々あったとのこと。 楽しんだのと視察が半々になったみたい。 それでも、すごく喜んでもらえた。

 こう書いてくると、長期投資家日記を読んでおられる皆さんも、来年は参加してみようかとなるでしょう。 どうぞどうぞ、大歓迎です。

 そういった楽しい仲間のつながりの広がりって、どこにでもあるようで案外とない。 町工場コンサートという言葉の響きそのものの、どっこにも形式ぶったものが感じられない、気持ちの盛り上がりを実体験してもらえるとありがたい。

 来年の4月になれば、第7回目の日程が決まるので、おしらせします。 どうぞ皆さん楽しみいらしてください。

 明日は長崎へ出張なので、次回の長期投資家日記は木曜日となります。 

 いつも書いているように、われわれ長期投資家はマーケット動向を横目で見るぐらいでちょうどいい。 それよりも、どう人間的に企業を応援していくかが、よほど大事です。