1億総活躍社会ー長期投資家が先行してモデルを見せよう

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 アベノミクスの新しいお題目、1億総活躍社会というのは響きがいい。 なんとなく、その気になってくる。 これから、どんな施策が出てくるか楽しみである。 また作文で終わらなければいいけどね。

 そんな中、われわれ長期投資家は国民全般に先行して、1億総活躍社会のモデルを世に示すことができる。 なにしろ、国民の多くはこれから国が提示するであろう、1億総活躍社会の具体的プランを待って、それについていこうとしているだけのこと。

 一方、われわれ長期投資家は自分も頑張って働くが、お金にも働いてもらって、自分の経済的自立を図っていく。 それだけでも、もう十分に自立的な活躍をしていることになる。

 それだけではない。 長期投資で働いてもらうお金は企業のビジネス活動を通して、日本経済の活性化と世界の成長をお手伝いすることになる。 預貯金にボケッと寝かせておくのとは大違いである。

 まだまだ、あるぞ。 長期投資を続けていると、複利の雪だるま効果で財産づくりが加速して進みだす。 運用の世界だから成績の約束はできないが、さわかみファンドの実績を見れば、そのイメージは持てよう。

 すこし時間はかかるが、いつかはファイナンシャル・インデペンデンスに到達できるだろうという期待感も、どんどん高まってくる。 それにつれて、ある程度の段階から余裕のお金を一部だけでも、世の中につかわせてもらおうかという気になってくる。

 もちろん自分の贅沢につかってもいいが、不思議と文化・芸術・教育・スポーツ・技術・寄付・NPO・ボランティアなどの分野に、自分の意思と思いが向かいだすもの。

 そういった方向へ余裕のお金が向かい出せば、すごいことになる。 社会の奥深くで頑張ってはいるが、経済的には恵まれていない人達のところへ、お金がまわっていくのだ。 これって、経済の活性化であり、新しい産業の創生と育成そのものではなかろうか。

 とりわけ、寄付の文化を高めることで社会の不平等不条理に、われわれなりの思いをぶつけてやれる。 ずるを構えている人たちは好きにやってもらうとして、本当に必死で苦しい人生をもがいている方々に、将来へ向けての明るさを持ってもらいたい。

 こう考えていくと、長期投資を通していくらでも1億総活躍社会をつくっていくことができるはず。 悪いけど、その辺りのところはアベノミクスのずっと前から、さわかみグループが提唱し実践している。

 お金に働いてもらおう、企業を応援して世界の成長をお手伝いしよう、経済のパイが大きくなって戻ってくるのが長期投資のリターンで、それが積み上がっていくことでファイナンシャル・インデペンデンスを達成しよう、経済的自立とともに世の中にカッコ好くお金をつかっていこう、植林・熊野古道修復・ヴィレッジ計画・オペラ財団・お金をまわそう基金、etc.etc. どれもこれも同じ流れにある。