社会を変えるお金の使い方

 昨日は新潟で、楽しい盛り上がりの勉強会があった。 始まる前から多くの参加者がどんどん集まって来て、今日は盛り上がるぞといった雰囲気にあふれていた。

 もとはといえば、自然エネルギーの開発普及を主導しようと立ち上がった NPO 法人「おらってにいがた市民エネルギー協議会」が企画したもの。

 市民一人ひとりが意識を高めてお金をまわしてやれば、地域社会はいくらでも面白くなる。 その辺りをずっと訴えている澤上さんに話を聞こうと持ちかけたら、新潟市民からすごい反応があって、会場満席の103名の参加を得たというわけ。

 お金儲けで眼を血走らさせている一般的な投資とは違い、お金をまわしてより良い世の中をつくっていこうとする長期投資の概念を説明し、主体は皆さん一人ひとりなんだよというところを強く繰り返した。 大半が若い人たちということもあって、参加者はみな大きく肯いてくれた。

 銀行や郵便局にお金を丸投げする預貯金とは違って、自分の意思と意欲と夢をお金に乗せて世の中に投入するのが長期投資である。

 丸投げ? そう、預貯金は銀行や郵便局にお金を預けて、元本は安全にして利子は確実にねというもの。 自分の意思も、自分のお金がどうつかわれるかの責任意識もなく、ただ任せるだけ。

 一方、長期投資は自分のお金にどういった方向で、どう働いてもらうかの明確な意思や夢を持たなければ、はじまらない。 どんな社会をつくっていこうとしているのかの強い思いがあって、はじめて企業を応援したり地域社会にお金をまわしたりができるというもの。

 200万人の新潟県民は14兆円ほどの預貯金を抱えている。 郵便貯金は全部が、銀行預金の大半も東京へ行ってしまっている。 それでは、新潟県の経済もいまいちとなって仕方がない。

 その預貯金の一部、たとえば1兆円でも長期投資や地域社会にまわしてやれば、自分の意思で新潟経済を驚くほど活性化できる。 すべて自分が主役なんだよ、自分や子供たちの将来に対する責任意識を持とうよと強く語ったら、皆さんどんどん明るい顔になっていった。

 ただ質問タイムに入るや、一部の高齢者からインフレとか年金不安についての発言が相次いだこともあって、地域経済の活性化から焦点が微妙にずれていった。

 それもあって、会場からも主催者からも、近々もう一度やろうということになった。 一部からは、次回の参加者は若い人たちを中心に、せいぜい40歳代までに限定しようかという声も上がった。

 こういった自助意識の高まりは大事である。 こちらとしても、全面的にお手伝いしたい。 次回は、8月1日(土)と決まった。