4日ぶりで盛り沢山

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 土曜日は午前中に鳥取市、午後遅くには松江市で東証主催のプラス YOU セミナーがあった。 どちらの会場も予定の2倍近くの参加者で大盛況だった。 幸い、会場の方々が協力的で不足分の椅子を次から次へと運びこんでくれたので、部屋はびっしり満員となった。

 印象的だったのは、若い人たちや女性の参加者がいつもより格段に多かったことだ。 長期投資でお金にも働いてもらって経済的にも生活面でも余裕を生み出そう、そして心豊かに生きていこうという考え方に賛同する人たちが確実に増えているんだなと、あらためて意を強くした。

 もちろん、質問も途切れることなく幅広いうテーマをみんなで考える場となった。 なかでも、地域活性化に自分たちのお金をどんどん使おうよ、それがぐるぐる回って結局は自分たちに戻ってくるんだぜという点には、多くの人が納得してくれた。

 ありがたいことに、長期投資で世界の成長を舞台にお金が働いてくれる。 その成果を地元でじゃんじゃん使えば、使った分だけは確実に地元経済のパイを大きくしてくれる。 別に、企業誘致とか観光とかで外からの資金を当てにしなくったって、いくらでも地域経済は活性化できるはず。

 8日の日曜日は茨城県の大洗町で、日本プローサフィン連盟主催の第18回全国大会の第5戦ファイナル戦があった。 多くの人たちから資金的サポートをいただいたが、さわかみグループのソーシャルキャピタル・プロダクション(SCP)が特別協賛ということで、 SCP さわかみ杯と銘うたれた大会の決勝戦を応援に行ったわけだ。

 サーフィンの試合を初めて観戦したが、おもしろいものだね。 沖から寄せてくる波を読みながら相手との駆け引きをしつつも、良い波をとらえて日頃から鍛えた技を繰り広げる。 自然と競合相手そして自分と、3者が入り乱れての勝負というものの醍醐味をたっぷり味わせてもらった。 とりわけ、決勝の最後1分間を切った大逆転劇は、まさに鳥肌だった。

 なによりも感動したのは、サーフィン大好き人間が各地から大勢集まってくれて、大会を大いに盛り上げてくれたこと。 会場進行係の呼びかけで、みなが一斉に浜辺に降りて行ってゴミ拾いをするなど、海を愛する人たちの姿が印象的だった。 生憎の雨だったが、雨など吹き飛ばす決勝戦だった。

 2020年の東京オリンピックとパラリンピック開催が決まって、日本中がパッと明るくなっている。 人々の気持ちが明るくなるということは無条件で歓迎である。 経済も社会も人々の心理が大きな影響を及ぼす。 人々の間で前向きの気持ちが高まってくれれば、それだけ経済にも社会にも元気が出てくる。 結構なことである。

 それをストレートに表現しているのが株式市場である。 前から言ってきたように、夏枯れ相場が終わりいよいよ秋相場に入っていこうとしていたタイミングで、オリンピック開催が決まった。 待ってましたとばかり株価はぶっ飛んでいる。

 株価が上がって悪いことは何もない。 大歓迎である。 ただし、こんなものこの3か月間の調整局面の戻しに過ぎない。 米国の株価が史上最高値圏にあるのからみると、えらい出遅れである。