東証と労働組合

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 今週はやたらと忙しい。 昨日は、京都商工会議所の重鎮の方々や経営者との勉強会。 今日は、東証の上場会社表彰で最終選別された企業さんトップへのインタビューが午前中。 夕方からは長野県へ向かって、労働組合の幹部対象のセミナーを夜やる。

 東証の企業価値向上表彰は、企業がどのように投資価値を高める経営をしているのか、どのような経営目標を立て資本政策を遂行しているのか、といった点を厳しくスクリーニングして大賞を授与するという企画。

 全上場会社の数年にわたる財務諸表をチェックして、第一次スクリーニングで100社ほどを選別した。 そこから、企業に直接アンケートを送付して、どれほど企業価値向上の努力が実効性を伴っているかの審査を経て、残った5社に対しいよいよトップインタビューを行うわけだ。 経営者から直接に計数では図れないところまで突っ込んで質そうというもの。

 かつて横行した、やらずぶったくりといった投資家無視の増資や、株式を上場しているのに株主無視の経営をしている企業とは真逆の、まともな上場企業をきちんと表彰していこう。 それを大々的に公表することで、上場企業全般に投資家に対する意識を、もっともっと高めてもらおうという企画である。

 同時並行して行っている個人投資家の裾野を広げる ”プラス YOU “ のキャンペーンと合わせ、東証の意気込みは日本株市場の活性化に大きな貢献をするのは間違いない。

 夜の大勉強会は、世界で始めて労働組合が投信会社を立ち上げたエプソン労組の代議員たちと、今後の展開の打ち合わせ。 ありがたいことに、もう既に5社の労組がユニオン投信に資本参加してくれている。 仲間は徐々に増えつつある。 投資環境はまだまだ厳しい状況下にあるが、本格的な長期投資をやろうという動きは着実に広がっているのだ。

 東証の積極的な活動もユニオン投信の動きも、どちらも日本に本格的な長期投資を広めるという意味では、しっかりとつながっている。 こういった活動が日本経済を下支えしていくのだろう。

 今日は夜中まで、したがって明日のブログはお休みとなります。

 

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