月次報告書の発送日

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　早いよね、もう９月の月次報告書の発送だ。　基準価額がどんどん上がってくれていたら、一刻も早くお客様に　”今月もガンガンに上がりましたよ”　と報告できるのに、現実は低調なまま。

　今日の報告書の頭書きで強調しようと思うが、企業の投資価値はしっかり高まっている。　それに対し、株価の評価がまったくついてきていない。　いずれ市場の評価も高まってくるだろうから、それを長期投資家はのんびり待つだけなんだが、気分的には早いとこ上昇に転じてくれよだ。

　まあ、株価は買う人が多くならなければ上がらない。　いくら投資価値が高まっているといっても、日本株市場ではまともに買おうとする投資家が少なすぎる。　というか、ほとんどいない。

　こんなところで、さわかみファンドに１兆円とか２兆円の資金が入ってきてくれたら、投資価値の高まっている企業の株にガツーンと買いを入れてやるのだが。　そしたら、マーケットも慌てて追随するのは眼に見えている。　こんなにまで市場評価を低めていたのかと、大騒ぎしながら買いが殺到する。

　そうなれば、株価はびっくりするほどの上昇をみせ、株式市場はじめ日本経済のあちこちで前向きの心理が広がる。　経済活動は一気に活発化する。

　いいこと尽くしとなるのだが、問題は最初の起爆剤。　さわかみファンドでなくても構わないが、誰かがほんのちょっとまともな買いを入れてくれるだけで、状況は一転する。

　まあ、それを１０月には期待するとして、今日も月次報告書の発送に汗を流すぞ。

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長期投資家、澤上篤人（さわかみあつと）が、日々の思いを世に訴える。世の中を本気で考え、独自の目線で大事なことを伝えていくブログ。