オリンピック終わって

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 ロンドンオリンピックが終わった。 日本の金メダルは最後に2個追加されて7個となってほっとした。 7個の金メダルを取った選手はみな個性的で、闘争心をみなぎらせていた。 やはり金は金だ。

 それにしても、韓国その他の国と比べると日本の選手は迫力という点で、一歩も二歩も劣っていたように見受けられた。 最近は楽しもうという言葉が選手の間でひんぱんに交わされ、なにが何でも勝たなければの根性論はあまり聞かれなくなった。 重圧と緊張感でがちがちとなるよりは、リラックスして試合に臨むほうが結果は良いということなんだろう。

 しかし、勝負は勝負。 やはり勝ってなんぼの世界。 その点、金メダルを取った選手達は闘争心をむき出しにして闘っていた。 そして、勝った後の笑顔に充実感があふれていた。 楽しもうといっていた人たちより、ひとまわりもふたまわりも大きく輝いていた。

 もちろん、金メダルがすべてではない。 たとえば、卓球女子団体で圧倒的な実力の中国には敗れたものの、はじめて銀メダルを獲得した3人は精一杯に闘かった。 勝ちたい気持ちがあふれていたし、決勝まで勝ち進んでくれて立派の一言である。

 経済の現場でも同じことがいえるのではなかろうか。 新興国や韓国の勢いに押され気味の現状を、どう感じるかは人それぞれだろう。 しかし、じりじりと後退していくのは、あまりにもダラシナイ。 オリンピックで頑張った選手達に気合を入れ直されたつもりで、われわれ経済人も一丁やったろうかとならなくてはと思う。

 今週は盆休みのピーク。 といっても、世界経済も市場も休みなしに動いている。 さあ、気合を入れていきますかな。

 

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