世界一人旅

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 日本の株価だけが、すねたように一人旅を続けている。 2007年8月のサブプライム問題発生からおよそ5年近くになるが、その間の日本株はずっと低落傾向にある。 だらしないというか無気力というか、なにかに驚いては下げることしか知らない。

 一方、いろいろなショック度合いでは日本より酷いはずの世界の株価は、モタモタしながらも機会あらば上昇してやろうという意欲を示している。 それが故に、どこの国の株価も日本株よりはるかに上を行っている。

 出遅れといえば、この上もない出遅れ状態にあるが、それを挽回してやろうといった迫力は日本株市場のどこを見ても感じられない。 その意味では、老人国を象徴しているのかもしれない。

 これはもう、いくらでも繰り返してやるが、株価が低迷していてろくなことはない。 逆に、株価上昇はあらゆるプラスをもたらしてくれる。 なによりも、社会全体が明るくなる。 資産効果が利いてきて、個人消費や企業の投資活動が活発化する。 産業界全般が活気づいてくるし雇用機会も増える。 もちろん、成長率も高まる。

 こんな景気回復の特効薬を、日本の政治指導層はつかおうともしない。 というか、経済は生き物だということに対し、まったくの鈍感を地でいっている。 ほんのちょっと誘い水を向けてやれば、株価なんてすぐ上昇に転じるというのに、その意思も意欲も見られない。

 株価が上昇に転じてくれれば、経済政策で打てる手も広がるのに、なんとも歯がゆいことだ。

 ひとつ、実に簡単な株価上昇策がある。 明日はそれを紹介しよう。 

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