なにを頼るのか、なにを当てにするのか

Browse By

 ギリシャ問題がきわどいところまできており、世界の金融界に動揺が走っている。 株価も大きく売られて、投資家心理はかなり弱くなっている。

 こういった時ほど、われわれ一般生活者はなにを頼りに、なにを当てにして生きていくのか、しっかりと腹に落とし込むことだろう。 自分の行動ベースをもっていると、どっしりゆったりと毎日を送れる。

 なにを頼るか? 究極は、自分しかないだろう。 国も政策も年金も頼りにできそうにないが、会社だって友人だって最後の最後ではどうなるか分からない。 ぎりぎり残るのは自分と家族だけと割り切っておけば、つまらない期待をしてガッカリせずに済む。

 なにを当てにするのか? やはり、自分のできることだけだろう。 自分にはできない遠い世界の話は山ほどある。 それは、しょせん遠い世界の話である。 自分ができることに絞り込んで、そこへ全エネルギーを注入する。 つまり、自助努力だ。

 とにかく自助努力だと腹を括ると、いろいろやれることが浮かび上がってくる。 先ず、節制だ。 一日をだらだらと流すのではなく、時間も体力も気持ちもお金も、無用なロスはできるだけ切り落とす。 削ぎ落としの作業から浮いてくる余力は、これと思うことに集中させてやるのだ。 これだけで、相当にメリハリの利いた生き方に変わっていく。

 次に、自助の方向で取捨選択の作業を進める。 今の仕事に関しては、ちょっと長くなるので別の機会にまわそう。 ここでは、虎の子のお金を取り上げてみたい。 大事なお金だから、いざという時のためにしっかり守りを固めておきたいと考える人が多い。

 その大事なときだが、一体どんな時だろう? 突然、仕事を失ったり大きな事故にあったり、人生なにが起こるか知れたものではない。 いつなにが起こるか知れないにしても、その瞬間に必要な金額はどのくらいだろうか? このあたりをきちんと考えている人は意外と少ない。 ただ単純に、いざという時のためということで虎の子の全額を預貯金に置きっぱなしにしている人の多いこと。

 これって、自助の努力から外れている。 生きている間には、仕事を失ったり事故にあったりする以外に、もっといろいろ起こるもの。 そう考えると、年0.02%にしかまわらない預貯金に虎の子を寝かせたままなんて、実にもったいないこと。 100万円を2倍の200万円にするのに、3600年もかかるような利殖に甘んじたままなんて、想像するだけでもぞっとする。

 いつもいう生活者にとって居なくなっては困る企業の株を、それも今のような安いところで買っておけば、長期の財産づくりの第一歩となる。 その株が紙切れになるなんて先ず考えられないし、配当利回りだけでも年2.50%なのだ。(東証第1部、加重平均予想配当利回り) 預貯金に寝かせておくよりはるかに、自助の方向でお金が頑張ってくれる。

 自助の精神とは、自分のやれることはどんどんやっておくことだ。 先行きが不安なときほど、今やれることは目をつむってでもやっておこう。

 

 【広告】

 本の紹介です。電子書籍版で、スッと読めるボリュームに抑えています。 さわかみ投信現社長の黒島の本も合せてご紹介します。ちなみに、黒島の本は紙媒体も用意しております。

 澤上篤人「お金をまわして日本を元気にさせよう」
 http://itunes.apple.com/jp/app/id475297966?ls=1&mt=8

 黒島光昭「特許物語」
 http://itunes.apple.com/jp/app/id459089234?ls=1&mt=8

 http://scps.shop28.makeshop.jp/shopdetail/002000000001/