楽を決め込む

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 東京など大都会で電車通勤していると、入り口にしがみついて乗り降りする人の邪魔になっている人が多いのに驚かされる。 通り道を譲ろうという意識に欠けているのか、自分が降りるときに早くて便利だからか、よく判らない。 一歩ずつ中へ進んで乗り降りする人たちにスペースを空けてやれば、押し合いへし合いも減るのにね。

 高速道路でも、追い越し車線をとろとろ走っている車も多い。 後ろの車など無視してマイペース、あるいは絶対に譲らないぞという信条を頑なに守っているのか、よく判らない。 本来は走行車線を走り、追い越し車線はできるだけ空けておくのが、高速道路走行のマナーなんだけどね。

 周りの人への思いやりとか、全体の流れなど知ったこっちゃないというような生き方は、どこから来るのだろう? そもそも気付かないのか、自分だけ良ければの人生なのか、いちいち本人に確認することもできないが、どうなんだろうね。

 もしかしたら、なにかにつけて楽を決め込んでいる人なのかもしれない。 よくあるじゃない、二言めには ”そんなの疲れるとか面倒だ” とかいって、なかなか動こうとしない人が。 そういったフットワークの重い人たちに限って、表現は悪いが中年太りやメタボ症候群に苦しんでいる。 もっと軽やかに生活すればいいのにと、いつも思う。

 もう、お分かりでしょう。 これって、日本経済の縮図だと思わない? 景気見通しが暗いとか、日本経済のジリ貧を何とかしてもらいたいと、みなが言う。 言っている本人達は一体どれだけ動いているだろうか? 景気が悪くて給料が減っているのなら、もっと働くしかない。

 日本中の人々が、このままでは拙いと思ってガンガンに働けば、日本経済はたちどころに元気一杯となるのだけどね。

 このあたりのところ、連休中にじっくり考えてみてください。