直販投信のもどかしさ

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いま投信を直販している会社が8社あり、11本のファンドを運用している。

いずれも、

一般生活者の財産づくりをお手伝いさせてもらおうという思いで設定された長期保有型のファンドである。

 

そういった思いは、じわりじわりと世の中の評価をいただきだしてはいるものの、

なんとも浸透スピードが鈍い。

東日本大震災に遭遇しても直販投信に限っては、ありがたいことに顧客数が伸びている。

多くの投信には解約が殺到したと聞く。

その点、直販ファンドは立派。

とはいえ、伸びは遅々としているのが現実である。

 

いずれのファンドも直販しているとはいっても、

営業マンをおいて積極的な販売活動を展開しているわけではない。

セミナーなどを通して長期投資を訴えては、資料の請求があるのをじっと待っているだけ。

 

政治も経済もフラフラしており、世の中は確固とした方向性を持った強い生き様を求めている。

その点、直販投信はどこもまだ小さいが、

ぶれない長期投資に対し多くの人々の関心が高まっているのは間違いない。

 

だったら、みな直販投信に雪崩れ込んでもらって、みなでしっかりと力強く生きていきたいもの。

そう思うにつけても、現実の顧客数の伸びは亀の歩みほどのんびりしている。

やたらもどかしいが、地道に頑張っていくしかない。

いつか、爆発的に拡大するときが来るだろう。

そのときを楽しみにしよう。