株式投資しないのが、本当のリスク

 今日は、ちょっと本気で考えてみよう。 考えるといっても、ごく当たり前のことを当たり前に考え、それを自分の頭で整理するぐらいで十分。 学者や専門家のように、やたら難しく考える必要はない。 自分の眼で見てもいないことをあれこれ想定して、そこへ消化不良のデータや経済理論とかを混ぜ込むと、かえって判らなくなる。 物事は基本に忠実で、単純明快が一番である。 では、はじめよう。 いま、われわれ一般生活者は何をやっておくべきか? まず最初に、このままズルズルとしていて、何もしなかったら …続きを読む

サッチャー首相、レーガン大統領、シュレーダー首相

 すぐれた政治指導者が出て、病める経済を立て直した例として、上の3首脳は歴史に名を遺した。 学者や評論家の一部では批判もあるが、病める英国・米国・ドイツ経済に活を入れ、驚くほどに発展させた事実は誰も否定できまい。 60年代、70年代と英国病が蔓延した。 生活水準の低下から労働者のストライキが常態化し、それが企業の英国離れを招いたから、失業者はさらに増加する悪循環で、英国経済は瀕死の状態にあった。 米国も黄金の50年代60年代を謳歌してきたが、60年代も半ば以降はヨーロッパ企 …続きを読む

地が固まるまでに、まだまだ雨が降る

 雨降って地固まるという諺がある。 いろいろな歪みが大きな混乱をもたらし、世の中が大騒ぎした挙げ句に収まるところに収まっていく。 そして、あの大騒ぎは何だったっけ、といった落ち着きが戻った状態をいう。 いま世界経済を見渡して整理すると、大きく3つの問題が噴き出ていると思われる。 そして、その3つともそう簡単に収まりそうにない、やっかいな問題ばかり。 地が固まるまでに、まだ相当の雨が降ることになろう。 第1は、金融が実体経済の5倍とか10倍とかに膨れ上がって、お金がすべてとい …続きを読む

状況判断力と思考力

 先週の金曜日、英国の国民投票でEU離脱が決定的になってきたころから、あちこちで新しい展開が出てきた。 先ずは、世界の金融マーケットが大荒れとなり、株式市場はどこも急落した。 その後、英国では離脱に投票したことへの反省機運が高まり、国民投票のやり直しを求める議会請求が殺到している。 また、週末のスペインの選挙では離脱派の野党が求心力を失い、保守派の現政権が勝利した。 情勢が急展開しており、これからどうなっていくのかで、人々のニュースに対する感度は高まっている。 新聞やテレビ …続きを読む

慌てない、騒がない

 英国の国民投票で、EU離脱が決まった。 離脱が現実になりそうな報道を受けて、世界の金融市場に動揺が走り、株式市場はどこも大幅に下げた。 週末の新聞報道を見るに、英国にとってもまた世界経済にとってもマイナスだという論調が圧倒的に多い。 さて、週明けのマーケットはどんな展開となっていくのだろうか、おそらく不安だらけの始まりとなろう。 そういった見通しやらを語ったり、不安にさいなまれるなんてことは、われわれ長期投資家にとっては無用と考えよう。 なんの意味のないことだし、むしろす …続きを読む

ミスター・マーケットとは仲良くしない

 米国ではよく、ミスター・マーケットとは付き合うなといわれる。 ミスター・マーケットとは、相場動向をみて儲けたい損したくないと反応したくなる投資家自身の心理をいう。 そいつは株価が上昇気味だと、早く買わないとチャンスを失うよと誘いをかけてくれる。 下落相場ともなると、とにかく売って損失を最小限にしようと、耳元でささやいてくれる。 そういったミスター・マーケットと仲良くすればするほど、日々あるいは時々刻々の株価動向に右往左往することになる。 株価を見ては買おうとなったり、売り …続きを読む

将来への安心感を高める政策論争を

 参議院選挙の舌戦が始まった。 どの政党も生活者が安心して暮らせる社会とかの建前を訴えているものの、実体は票集め議席増のためには何でもありといったところだろう。 票集めとなると、有権者の関心が高い方向で甘い話を並び立てるのが常道である。 その中でも、アベノミクスの是非が一つの焦点となろう。 デフレ克服や景気回復はさっぱり進んでいないではないかと野党は突っつく一方で、政府与党はアベノミクスは着々と成果をあげつつあるという。 昨日も書いたように、日本の失業率は先進国でも断トツに …続きを読む

経済は生きものであり、そこに投資の役割もある

 経済は科学であって、理論や体系化で御することができるとする学者は多い。 一定の前提をおいて、難しい数式や統計学を駆使すれば、経済を科学的に語れるというわけだ。 科学的に語れるということは、それを政策に反映させることで経済活動を高めたり、デフレを克服できるはずと彼らは主張する。 そういった考えでもって、大量の資金を供給したり政策金利をゼロにしたりしてきた。 それでも効果が出ないから、さらにマイナス金利へ突入し、今度はヘリコプターマネーが取りざたされる展開となってきた。 そろ …続きを読む

お金にも働いてもらう、どんな風に?

 われわれ長期投資家は、自分も頑張って働くが、お金にも働いてもらおうとする。 いってみれば、自分の働きが右足で、お金の働きが左足だ。 ふたつの働きで堂々と生きていこう、それが経済的自立にもつながるし、ファイナンシャルインデペンデンスへの道となっていく。 お金に働いてもらうといっても、株式市場などマーケットで稼いで来いというような酷いことはさせない。 それは博打をやって勝ってこいというようなもの。 自分は何のために働くのか? 毎日の食を得て生きていくことから始まって、将来の生 …続きを読む

リスクって、なんなの?

 新聞報道では、投資家がリスク回避で株式市場から資金を引き揚げ、国債など安全資産に向かっているという。 昨日の続きみたいになるが、今日はちょっと角度を変えて考えてみよう。 ずばり、リスクリスクというが、それって一体なんなのだろうかだ。 株価の値下がりを意識してのこと? もちろん、これから株価が奈落の底へ落ちていくのなら、早めに売って損失を最小限にする必要がある。 一般的には、その意識が強く出すぎる傾向がある。 だから、投資家は過剰に警戒して売り急ぎに走るし、先行き不安がマー …続きを読む