どちらにしても長期投資しておこう

 二晩続けて出版セミナーなるものをやった。 池袋と八重洲の書店セミナー室で、新著の購入者に向けてだったので、いつもよりは少人数だった。 書名が、「その時、あなたの預貯金は本当に安全か?」で、いろいろな角度から預貯金カンカチコンの人たちに意識の転換を訴えている。 一刻も早く預貯金オンリーの考え方を捨てようと訴えるのは、「利子がほとんどつかないから、財産づくりにならない」というだけではない。 第1に、危険だからだ。 ちなみに、ペイオフという制度があって、1000万円までの預金元 …続きを読む

個人消費を高めて景気を回復させる

 昨日の続きとなるが、この25年間というもの日本経済はずっと低迷とじり貧を続けている。 いろいろな景気対策を講じてきたし、超低金利からゼロ金利そしてマイナス金利まで導入したが、まったく効果が見られない。 その主眼は、「企業活動を活発化させ産業を興すことで、景気を浮上させデフレを克服する」ところに置かれた。 そういった伝統的な景気回復策が、さっぱり功を奏さないのだ。 であるならば、景気対策の方向を抜本的に変えてみるしかない。 すなわち、国内総生産(GDP)の60%強を占める個 …続きを読む

消費税の10%への引き上げ延期?

 新聞報道では、来年4月に予定されていた消費税の現行8%から10%への引き上げは延期の方向にあるようだ。 それでなくても景気の回復が思わしくなく、ここで消費税を上げるのはマイナスとの判断らしい。 デフレ脱却と景気の浮上をなによりも優先するためには、消費増税の延期はやむを得ない。 そういうと世論にも訴えやすいが、果たして政府が景気上昇に向けての確たる見通しをもっているかについては疑問が残る。 しっかりとした戦略を持っていないが故に、消費税の引き上げは延期したものの、デフレ脱却 …続きを読む

縮こもり vs なんとかなる

 日本経済を見渡すに、どうも縮こもりの風潮が蔓延しているようだ。 次の反撃のために身をすくめるといった強さを秘めたものではなく、弱々しく守りの姿勢を固めるだけ。 このままではマズイぞと思いつつも、「誰かなんとかしてくれないだろうか」の他力本願から抜け出せない。 そして、自分は現状維持の守りに汲々している。 なんとかしようといった積極的な攻めを講じないから、そのままズルズルと後退していくばかり。 これは疲れる。 精神的にもどんどん追い込まれていく。 そういった個人や企業さらに …続きを読む

マイナス金利と財産防衛

  お久しぶりです。 出張が続き、これが今週の第1報です。 広島方面でセミナーを連発してきたが、参加いただいた方々の反応は上々だった。 さすがにマイナス金利ともなれば踏ん切りもついたのか、預貯金マネーを長期投資にシフトさせようと話をすると、どこでも真剣に聞いてくれる。 長期投資へのシフトはマイナス金利でなくとも、絶対に進めておきたい。 自分年金づくりにもなるし、財産防衛にもなる。 長期投資しておかないと、それこそ大変なことになる。 財産防衛? ずっと昔から主張してき …続きを読む

連休の谷間に、株価の谷間を考える

 毎年5月の連休時には、日本の株価が狙い撃ちされて下げる。 どの投資家も連休に入る前には、休んでいる間になにが起こるか知れないからと、投資ポジションを下げておこうとする。 日本の投資家が買いよりも売りを優先するのを良いことに、売りを仕掛ける連中は株価の売り崩しをかけてくる。 それが、連休前の相場暴落である。 連休中も海外の市場は動いている。 なにか新しい展開が出ていたとしても、日本の投資家は手も足も出ない。 連休が明けたら、大慌てで新しい事態に対応しようとする。 たとえば、 …続きを読む

人生なにが起こるか知れないが、前へ進みましょう

 熊本そして大分の皆さん、ゴールデンウィークどころではないと思います。 いまだに余震が続くと、気持ちがどんどん萎えていくのは、どうにもならないのが辛いですね。 それでも、とにかく頑張ってください。              *            *             * 一方、最近パナマ文書というのが騒がれているが、これは天変地異などの災害に苦しむ人々とは、ウンザリ感がちょうど対極にある。 5月半ば頃には、パナマ文書の全リストが公表されるらしいが、それに絡んでいる …続きを読む

日本の生産性、本当に低いのか?

 しばしば日本の生産性は米欧に比べて低い、とりわけ事務系とかサービス産業において著しく低いといわれる。 生産性といっても資本生産性もあるけれど、主として日本の労働生産性が低いという点が問題視されているといっていいだろう。 労働生産性は投入した労働力で、どれだけ多くの富を創出しているかだ。 大雑把にいってしまうと、労働者一人あたりの売上げがなんぼかである。 となると、日本の製造業分野では世界と比較しても、そん色ない生産性を誇っているのは容易に納得がいく。 一方、事務部門とかサ …続きを読む

マイナス金利 vs 北風と太陽

 童話に「北風と太陽」というのあるよね。 旅人のマントを脱がせるのに、北風と太陽のどちらが勝つかというお話。 北風は、「よっしゃ」とばかり、強い風で旅人のマントを吹き飛ばしてやろうとした。 強い寒風を受けて、旅人は「マントを飛ばされたら死んでしまう」と、必死にマントを体に巻きつけた。 一方、太陽は暖かい陽射しをさんさんと降り注いでやった。 旅人は「熱い、汗が出る」といって、マントを脱ぎ棄てた。 力まかせに旅人のマントを脱がせようとした北風よりも、やさしく旅人にマントを脱ぎた …続きを読む

オペラ芸術を探求する旅

 熊本地方で地震からの復旧に懸命な皆さん、そしていまだ続く余震に苦しんでいる方々には申し訳ありませんが、今日は文化をテーマに取り上げたい。 人は生きていく上で食・衣・住は欠かせない。 ただ、それらが満たされれば良しでもない。 ごくごく自然に、音楽や絵画など芸術というものを求めるものだ。 逆もまた真なりで、音楽など芸術の世界にどっぷりの人たちは食っていくのも大変なのに、なお芸術にのめり込んでいく。 日本にオペラ文化を広めようと、オペラ活動を始めてみたら、びっくりすることばかり …続きを読む