お金の出し癖をつけよう

 日本人の間に浸み込んでいる貯蓄信仰は、ちょっとやそっとでは薄らぎそうにない。  ケチということではない。 生活に必要な出費は世界でもトップクラスをいっている。 それが、日本をして世界第3位の消費大国にしているのだから。 また、東日本大震災の時も見事に現れたように、国中から義援金とかでも結構なお金が集まってくる。 問題は、生活出費や義援金などを超えて、お金をつかうことに日本人があまりに不慣れな点である。 不慣れというよりも、余ったお金は1銭の無駄もなく貯蓄しておくべしという …続きを読む

投資運用会社と財産づくり

 昨日の続きみたいになるが、財産づくりにつながる投資運用をしてくれる運用会社について、もう少し書いてみよう。 なによりも大事なのは、財産価値を保全しつつ殖やしていってくれるかどうかである。 それは、プライベートバンキングの要諦ともつながってくる。 一般的な財産づくりでは、投資運用で資産を殖やそう殖やそうと躍起になっている人が、ほとんどである。 資産を殖やすことばかりが前面に出てくると、より良い運用成績を出しているところへ資産を預けることが、財産づくりの第一歩と考えたくもなる …続きを読む

財産づくりの変遷

 昔から、財産づくりの王道は「出るを制して、入りを図るに如かず」といわれている。 つまり、節約に努める一方で収入を増やす努力を重ねるということだ。 日々の収入がどれほど少なくても、幾ばくかの出費を抑えて貯めておくようにする。 それが、チリも積もれば山となって、いつしか財産が築き上げられるはず。 財産づくりには、それを徹底するしかない。 とにもかくにも急がば回れで、じっくり時間をかけて山を築いていくのだ。 その中で、昔は銀行とかの制度は一般化していなかったから、貯めておくとい …続きを読む

生きていく あなたへ

 昨日は新国立劇場で、105歳で天に召された日野原先生を追悼する、先生の思い出を語る会とコンサートが開かれた。 2000席のオペラパレスがほぼ満員というほど多くの人々が、故日野原先生を親しみ偲んで2時間半の時間を一緒した。 ナビゲーターの輪嶋さんが幾度も口にした、先生最後の著書「生きていくあなたへ -- 105歳どうしても遺したかった言葉」の出版記念パーティーが、その後行われた。 ずいぶん多くの著書を出されている日野原先生だが、出版記念パーティーは一度もやられたことがないと …続きを読む

日野原先生の追悼コンサート

 7月18日に、105歳で天に召された日野原重明け先生を偲ぶ追悼コンサートが、明後日10日の13時から新国立劇場のオペラパレスで開催される。 さわかみグループの一社、ソーシャルキャピタル・プロダクションが制作した映画「ザ・テノール」をご覧になってからのご縁で、日野原先生とはずいぶん親しくさせていただいた。 その一つが、先生の個人オフィスをさわかみグループの4階に移されてしまわれたことだ。 おかげで、あんな偉い先生がなんとも身近な存在だった。 先生は生前ずっと「愛と平和」を訴 …続きを読む

預貯金は丸投げ無責任だよ(後篇)

 明治のころから1980年代前半までは、国民に貯蓄信仰を徹底的に植えつけて、国内の余剰資金を預貯金に集中させる政策は大成功を収めた。 預貯金マネーが世界で最も成功した間接金融のベースとなって、一時は経済規模で米国に肉薄するまでの経済成長を、資金面で強力に支えた。 しかし、日本経済が成熟化の段階に入ってくるや、間接金融一本やりの経済運営が至るところで破たんをきたしだした。 それが、80年代後半の土地や株式投機バブルにつながっていったし、90年代に入るや貸し渋り貸しはがしとなり …続きを読む

預貯金は丸投げ無責任だよ(中編)

 預貯金が日本経済の発展と高度成長を支えた段階は、1980年代前半で終わった。 預貯金がベースとなる間接金融システムは、一国の経済が成熟化してくるにつれて、その弱点をさらけ出す。 なによりも、国内の資金の流れが単純かつ一方通行的であって、自分の意思で多様な動きをすることができない。 それが、第3の問題点である。 すなわち、国内の余剰資金は自動的に銀行や郵便局そして生保に集まっていく。 そこから先の運用は、すべて預け先の金融機関の判断にゆだねるだけ。 その金融機関だが、企業や …続きを読む

預貯金は丸投げ無責任(前編)

 預貯金と投資の一番大きな違いは、自分のお金を無責任に丸投げしているだけか、自分の意思と思いを乗せて働いてもらっているかどうかにある。 この違いは決定的である。 多くの人々は気付いていないかもしれないが、その人の人格や生き方そのものが問われるのだ。 先ず預貯金だが、人々はごく当たり前のように銀行や郵便局の窓口でお金を預ける。 その時、元本は安全で利子がもらえるという利殖しか考えない。 預けた先で自分のお金がどんな働きをしているかは、まったく関与しない。 銀行や郵便局の判断で …続きを読む

株価、どこまで上がる?

 株価上昇に勢いが出てきた。 それと、強気を唱える投資家が増えてきているのとは、ニワトリと卵みたいなもの。 どっちが先かを論じている暇があったら、さっさと株を買っておけという声の方が、よほど説得力がある。 一方で、不動産に続いて株価もバブル化の道を走りだしたといった警戒感も、あちこちから聞こえてくる。 こういう時の相場見通しは、なんとも難しい。 このままどんどん上がっていくと思いたくなるほどに、株価は軽々と上昇している。 また、その軽さが逆に高値警戒感を覚えさせてもいる。  …続きを読む

本格的な長期投資に乗っかっておこう

 かれこれ18年と3か月に及ぶ実績で、さわかみファンドが示してきたように、本格的な長期投資というものは実にすばらしい。 なによりも、設定来で年率5.5%の成績は抜群である。 預貯金の0.01%などとは比較にならないし、他のほとんどの利殖商品をも凌駕している。 ずっと積立て投資をしていたら、年率の成績はさらに上がってくる。 毎月同じ金額のファンド購入でも、リーマンショックなど大きな暴落に襲われる毎に、購入口数をたっぷりと増やせる。 それが後々の成績向上に大きく寄与することにな …続きを読む