お金をつかうことの大事さ、話すと分かってくれる

 金曜の夜と土曜日の午後、200名ちょっとずつの人々に対し、オペラ椿姫のプレイベントをした。 さわかみ投信の会議室をつかわせてもらったこともあり、冒頭の15分ほど、世の中にお金をまわすことについて話をした。 もう21年にわたって世の中に提案している長期投資も、オペラも寄付も、成熟経済や社会において大きな役割を果たす。 どれも、お金をまわすことでということでは、きれいにつながっている。 そういった話をしたら、プレイベントを楽しみに来たという人たちにも、よく分かってもらえた。  …続きを読む

10年後の個人金融資産は、、、

 日銀速報によれば、今年の3月末時点で、個人金融資産は1809兆円だった。 そのうち81兆円の現金を除いた預貯金額は851兆円と、全体の47%を占めていた。 一方、株式投資が97兆円で5.3%、債券保有が25兆円の1.4%、投信が99兆円の5.4%であった。 証券投資を全部合わせると、個人金融資産の12.1%となるが、それは預貯金に対し4分の1といったところ。 米国では、現金・預金が個人金融資産の13.6%に対し、株式35.3%を含む証券投資が51.8%となっており(201 …続きを読む

金庫ですか?

 今日の日経新聞によると、金庫を買う人が増えているとのこと。 それも、大型の金庫が良く売れているらしい。 マイナンバー制度の徹底に先立って、現金を預金から自宅の金庫に移しておこうと考える人も多いのだろう。 以前からいわれていたことは、どうせゼロ金利で預貯金していても利子はないも同然。 それだったら、金庫を買って自宅に現金をおいておいた方がいいと考えるのかも。 たしかに、デフレ現象がずっと続き、自宅でのタンス預金あるいは金庫預金で、なんら不都合はなかった。 すくなくとも、これ …続きを読む

チケット販売を開始

 迎賓館のすったもんだもあって、今年のオペラやコンサートのチケット販売が大幅に遅れ、ようやく受付開始まで漕ぎ着けた。 来週26日、27日の熊本城でのオペラコンサート公演を皮切りに、9月9日の京都での室内楽まで、日程はもう眼の前に迫っている。 完全に出遅れだが、ああだこうだ言っていても始まらない。 ここから一気に挽回だと、オペラ財団のスタッフ一同は燃えに燃えている。 この長期投資家日記をお読みの皆さん、ご友人もお誘い合わせて、どうぞ「すばらしい」オペラやコンサートにお運びくだ …続きを読む

方向を示せない、日本の指導層

 指導者というものは、進むべき方向を判りやすく語り、これとこれは断じて実行していきますよといって、具体的な施策を次から次へと打ち出すことが求められる。 判りやすく語るとは、たとえば日本経済をどういった姿にしていくのか、その出来上がりの絵を描いて見せることだ。 出来上がりの絵を描いて見せるとなれば、抽象画とか玉虫色の世界ではない。 よくある、成長戦略だとか国民総活力社会とか役人の作文を読み上げる程度では、誰もついてこない。 昔、池田首相が「国民の所得を2倍にします」と宣言し、 …続きを読む

プリモ・テノール

 さわかみオペラ財団からイタリアへ送り込んでいるオペラ歌手で第1期生の武井基治君が、今年のオペラ本シーズンの初演で主役を歌うことに決まった。 オペラの本場イタリアには、セリエA、セリエB、セリエCといった具合に歌劇場の格付けがある。 トップのセリエAには、ミラノのスカラ座、ローマ、ボローニャ、ヴェネチア、パレルモ、ナポリ、トリエステ、フィレンツエ、トリノなど錚々たる歌劇場が並ぶ。 武井君はセリエAのトリエステ歌劇場で、シーズン幕開けをプリモ・テノールとして歌う栄誉を勝ち取っ …続きを読む

ゾンビ企業は、しょせんゾンビ

 国債や株式ETFの大量購入で資金をこれでもかこれでもかと市中に供給し、さらにはマイナス金利で企業に投資を積極化させようと、政府や日銀は躍起となっている。 経済学者の多くも、大量の資金供給は企業経営を積極化させ景気回復につながると信じて疑わない。 経済理論だと、そういうことらしい。 しかし、アベノミクスはじめ歴代の景気対策をいくら頑張っても、さっぱり効果は見られない。 唯一、不動産開発の分野がバブル景気に沸いているぐらいである。 もちろん、投資を積極化させている企業は、いく …続きを読む

株式投資はしておくもの

 これは自分の経験だが、米国では「資金の余裕があれば、株式投資しておく」が、一般人の常識となっている。 その常識は、ある程度以上の収入のある人はもちろんのこと、まだ収入の少ない若い人たちの間でも「いつかは株式投資しよう」の意欲に表れている。 日本ならば、「余った資金は、預貯金として銀行や郵便局に預けておこう」だが、米国では余裕資金はできるだけ多く運用、とりわけ株式投資にまわそうとする。 米国の一般人の考え方は、単純明快である。 預金の利子なんて知れている。 だから、より良い …続きを読む

モノは足りた、なにが足らない?

 1980年代のいつごろかは別として、日本経済は成熟経済に突入していった。 国民がより豊かな生活を目指して、家電製品や自動車などモノの充足にひた走った高度成長期を卒業して、次の経済段階へ入って行ったのだ。 そこからというもの、日本は舵取りを幾度となく誤ってしまった。 モノという面での豊かさを実現したから、今度は生活の質を高めようというところまでは良かったのだが、大局観と哲学なき迷走に陥ってしまった。 第1が、高度成長の勢いに乗ってリゾート法の制定やらで、地方に箱物を建設しま …続きを読む

基準価額、10万円になっても

 先日、レオス・キャピタルマネジメントの藤野君と、投信の基準価額について話し合う機会があった。 彼のところのファンドは基準価額が4万円を超えている。 さわかみファンドの2万3000円台より、ずっと上で立派なもの。 ちょっとだけ、恨みがましくいっておけば、2014年からの株価上昇でさわかみファンドは2000億円もの解約をこなしてきている。 せっかく、アベノミクス前の安い間に買い仕込みをたっぷりしておいた、これから基準価額が大きく伸びるぞと期待していたのに、逆に保有株をどんどん …続きを読む